第27日目 2019年10月31日(木)晴れ

6:10 53番 円明寺→(34.4㎞、11:05、遍照院)→15:00 54番 延命寺 15:25→(3.4㎞)→16:20 55番 南光坊 16:40→今治プラザホテル《計38.8㎞》


久しぶりの巡礼の朝。
秋晴れ。
少しひんやりした空気に包まれた。
ゆっくりと歩き始める。

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第28日目 2019年11月1日(金)晴れ


6:25 今治プラザホテル→(3.2㎞)→7:05 56番 泰山寺 7:25→(3.1㎞)→8:05 57番 栄福寺 8:35→(2.4㎞)→9:30 58番 仙遊寺 10:05→(6.1㎞)→11:50 59番 国分寺 12:20→(5.1㎞)→14:00 ホテルアジュール汐の丸(湯ノ浦温泉)《計19.9㎞》

栄福寺。
住職が朱印を押してくださった。
朱印を重ねた納経帳を見て、「いつから回っているんですか」と尋ねられた。
「2006年から、13年目です。3~4日休みを取って来ています。別格二十霊場も含めて108カ所回っています」
「別格のお寺は山里を離れた秘境が多いですよね」(住職)
「はい。八十八カ所の道沿いから逸れて、半日や1日がかりの距離のお寺もあるし、結構大変ですね」「短い日数で来るので、いつも無理してすぐに足が痛くなります。今日は2日目ですけどもう足が痛いです」
「私も、10日間ぐらいずつ歩いていますが、歩きはいいですね。でも、お互いに年齢を重ねて、無理をしない方がいいですね 笑」(住職)
住職は気さくに話し掛けてこられた。以前、テレビで拝見したが、もう出演されることはないという。「お遍路楽しんでくださいね」
「ようお参りでした」

仙遊寺から下る山道で、外国人の若い男性に勢いよく追い越された。
が、しばらくすると、スマホの地図を見ながら戻ってきた。
「仙遊寺はこっちですか?」とたどたどしい日本語で尋ねられる。
You must go an asphalt road !(私)
Oh―――― !(男性)
私が山道に入ったので、そのまま後を付いて追い越してしまったらしい。
先導してしまい申し訳ない…。
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第29日目 2019年11月2日(土)晴れ時々曇り


4:50 ホテルアジュール汐の丸→(12.7㎞)→8:15 別格10番 興隆寺 9:00→(3.3㎞)→9:50 別格11番 生木地蔵 10:10→(11.3㎞)→14:25 60番 横峰寺 14:50→(9.6㎞)→18:20 61番 香園寺 →エクストールイン西条駅前《計36.9㎞》

これだけ時間をかけて登っても、まだ着かなかったかな?
あえぎあえぎ山道を登り、ようやく横峰寺に到着した。
暗くなるのが早いから、下り道は気を付けて、と納経所の若いお坊さん。
はい。
大丈夫!と思って進んだが、秋の陽はあっという間に西に傾き、森の中は闇に包まれた。

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第30日目 2019年11月3日(日)曇り


7:20 61番 香園寺 7:55→(1.3㎞)→8:15 62番 宝寿寺 8:35→(1.4㎞)→8:55 63番 吉祥寺 9:15→(3.2㎞)→10:05 64番 前神寺 10:30→(20.1㎞)→16:15 長野バス停《合計26㎞》〈往復、JR、夜行バス〉

宝寿寺。四国八十八カ所霊場会を脱退したが、しかし、62番目の寺。
納経料600円。
「ずいぶん高いんですね」
「ええ、住職の意向ですので…」(納経所の方)。
「御本尊と御大師様をご開帳していますので、よろしかったら、ぜひ近くで見ていってください」
納経時間8-17時。以前は、納経所に昼休憩12-13時があって納経を待たされたが、今は、昼休憩はないという。

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第22日目 2018年5月2日(水)雨一時強雨

6:50 岩松(宇和島バス営業所)→(15.7㎞)→9:50 別格6番 龍光院 10:20→(9.7㎞)→12:30 41番 龍光寺 12:45→(2.6㎞)→13:20 42番 佛木寺 13:50 →(10.6㎞)→16:20 43番 明石寺 16:40→(1㎞)→17:15 第一ビジネスホテル松屋《合計39.6㎞》

朝から雨。
龍光寺。納経所で住職の奥さんが朱印を押してくださる。

「いやぁ、きれいな手をしてはりますね」
「雨に打たれてふやけているんです」
「でも細くて、長くて。ほら、私なんかの方が太いくらい。暑くなると、血管も浮き出てくるし」
小さなことにも気が付いて、声を掛けてくださる。気配り上手である。

おばあちゃん(住職の母親)のことを聞いた。
平成26年に亡くなられた。もうすぐ92歳になるところ、91歳だったという。
納経所で合掌して迎えてくれ、送り出してくれたおばあちゃん。
亡くなる2週間ぐらい前まで、納経所に座られていたという。

おばあちゃん、いつも励ましてくれてありがとう。
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第23日目 2018年5月3日(木)曇り後晴れ


4:35 第一ビジネスホテル松屋→(28.5㎞、9:30 JR伊予平野駅)→13:35 別格7番 金山出石寺 14:10→(13.3㎞)→18:45 オオズプラザホテル《合計41.8㎞》

朝、鳥坂峠を目前にして休んでいると、おじいちゃんがどこからともなく現れて、ジュースのお接待。
ありがとうございます。
雨上がりの朝。風が強く、冷える。
午後から、快晴。

よく登り、よく歩いた日。

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第24日目 2018年5月4日(金)晴れ、西よりの強い風


6:30 オオズプラザホテル→(0.5㎞)→6:40 別格8番 十夜ヶ橋 7:05→(42.5㎞、9:25 道の駅→11:30 大瀬→14:20 薬師堂→16:35 下坂場峠→18:00 鴇田峠)→18:45 ガーデンタイム《合計43㎞》

ひたすら歩いていく。
道の駅の近くで、家から出てきたおばあちゃんから、110円のお接待。
「これでジュース買って」
そばの110円の自販機で、ジュースを買わせていただく。
「どこから来たの?」
「山梨です」
「?」

西からの強風で、帽子があおられる。
外国人女性の遍路に何度も追いつき、追い越し、追い越される。
とても足が速い。
杖とストックの2本を突いてリズムをとっている。
“ Speeding!”と笑顔で追い越していく。
落合近くでまた追いつかれる。
“ You,タンタンタン。me,タラララ・・タラララ・・”と声を掛けてくる。
つまり、こちらは、タンタン…(擬態語? 日本語の淡々?)と歩いているが、女性は急いで歩いては休み、また歩いているということだ。

三島神社の近くで、先を行っていた女性が戻ってきた。
Where are you going?と問いかけると、
“ I'm camping!”と手を広げて広い場所を示す。
先は峠である。このあたりで野宿するらしい。
“ See you tomorrow!”
女性は、颯爽と去っていった。

お気を付けて。

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第25日目 2018年5月5日(土)晴れ

4:05 ガーデンタイム→(9.9㎞)→7:30 45番 岩屋寺 8:05→(9㎞、11:05大宝寺口)→11:20 44番 大宝寺 11:50→(19.8㎞、2:10 三坂峠)→16:35 46番 浄瑠璃寺 16:55→長珍屋《合計38.7㎞》

予報は気温マイナス3℃。
夜明け前の暗闇は、とても寒く、吐く息も白い。
岩屋寺の手前、きつい八丁坂を登り切っても、寒くて汗も出ず、息も切れていない。
茶屋跡で一休みし、かじかんだ手を息を吐いて温めた。

稜線から寺の上方に出る。境内地に立ち並ぶスギとトチノキの巨木と再会し、幹に手をあてて、木の生命に触れさせてもらう。

岩屋寺から戻る道で、オーストラリアから来たという男性に、岩屋寺への道を尋ねられる。
日本語の遍路マップより、ずいぶん正確な英語の遍路マップを持っている。
八丁坂を登って寺に行き、ぐるりと周回して戻ってくる道を勧める。

47番浄瑠璃寺。境内のベンチでは、2人のフランス人男性が親密に話を続けている。
今夜の宿の話をしているんだろうか?

外国人の遍路が目立つ日々である。
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第26日目 2018年5月6日(日)晴れ後曇り後雨

6:20 長珍屋 →(0.9㎞)→6:30 47番 八坂寺 7:00→(1.0㎞)→7:15 別格9番 7:30→(3.5㎞)→8:25 48番 西林寺 8:40→(3.2㎞)→9:20 49番 浄土寺 9:40→(1.7㎞)→10:00 50番 繁多寺 10:25→(2.8㎞)→10:55 51番 石手寺 11:30→(10.5㎞)→13:40 52番 太山寺 14:25→(2.3㎞)→14;50 53番 円明寺 15:10→JR伊予和気駅《合計25.9㎞》〈往復、JR、夜行バス〉

職場の同僚より、森の中においたミツバチの巣箱に、ミツバチの群れが入りそうだという連絡をもらう。
うれしくて電話したという。
こちらもうれしい。

円明寺で、カナダから来たという女性の遍路。
遍路も国際的になってきた。
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第18日目 2017年8月1日(火)晴れ

9:10 幡陽小学校前バス停→(13.7㎞)→13:05 38番 金剛福寺 13:30→(19.7㎞、18:20大岐の浜)→19:35 久百々《合計33.4㎞》

暑い日。
夏の日差しがきつい。
何度も道端で休んだ。

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第19日目 2017年8月2日(水)晴れ

6:40 久百々→(10:30市野瀬、15:00三原)→18:40 民宿嶋屋《合計33.1㎞》

暑くて何度も山道で休む。

木漏れ日が差し込んでくる。
アブラゼミの鳴き声。
木の葉が風に吹かれざわざわと揺れる音。
休んでいる横で、ひっそりと咲く花。

農道の脇の納屋の日陰で休んでいると、軽トラのおじさんが声を掛けてくる。
「暑いけえのう、気いつけて」「うちは2軒先じゃけ~」
おじさんは軽トラでとって返し、少しして、ゆずジュースを持ってきてお接待してくださった。
おじさん、ありがとうございます。
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第20日目 2017年8月3日(木)雨

民宿嶋屋→7:00 39番 延光寺7:20→(11:05松尾峠、25.8㎞)→16:10 40番 観自在寺 16:35→(1.8㎞)→17:10 民宿磯屋《27.6㎞》

ずっと雨。
濡れねずみだ。
夏用の簡易な合羽から突き出た腕に雨粒が容赦なく当たる。
近づいている台風の影響だ。
時々、雨脚が強くなった。
松尾峠は深い霧に包まれている。
すべてを洗い流してくれる雨。心地よい雨。

磯屋。2度目の宿泊。
女将さんは以前からひざを痛めていた。かばっていたら、もう片方もだめになって…、泊りを断ろうと思っていた。
3人の男の子。みんな近くにいてくれて安心です。
民宿を始めて38年。最初は観光客ばかり。
すぐそばの海で採った魚をさばいて提供すると、とても客に喜ばれたという。
夫は釣り船を持っていて、客と共に昼も夜も日本酒。膵炎となり、最後は脳梗塞。57歳で亡くなった。
長男が漁業を引き継いでくれた。
最初は、遍路の客はいなかったが、だんだんと来てくれてうれしい。
これもお大師様のおかげ。
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第21日目 2017年8月4日(木)雨が降ったり止んだり

5:35 民宿磯屋→(22.8㎞、柏7:50、柏休憩所9:15)→13:30 岩松(宇和島バス営業所)《合計22.8㎞》〈往復、JR、夜行バス〉

台風の影響で、西の空から次々と雨雲がやってくる。
時折、強い雨。
一時晴れ間の海に虹が輝いた。

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